令和6年度西条YEG会長ブログ

~心想心理を気の向くままに~

SNSも使い方次第

おはようございます。

台風の接近に細心の注意を呼び掛けている日本列島ですが、国際的には今日からパラリンピックが開幕です。

もちろんオリンピック選手もそうですが、表彰台の頂上を目指し、途方もない努力と時間を積み重ねている選手たち。

私達の想像を遥かに越える過酷な世界なのでしょうが、あえてその厳しい環境に身を置いて自分を高めることに全てを掛け、その過程と結果で見ている私達に勇気と感動を与えてくれる姿には、本当に尊敬の一言しかありません。

 

ですが最近では、残念なことにその選手たちに対する過度な誹謗中傷が話題になっているようです。

応援する気持ちが強いあまり、つい選手のミスが許せなくなる気持ちもわからなくはないですが、一旦、落ち着いて考えていただきたい。

それによって選手が引退を考えるほど苦しめられるのであれば、それはもう応援ではなく傷害ですよ、と。

ただでさえ「魔物が棲む」と表現されるほど特別な空間。

味方と思っていたサポーターにまで攻撃されていては演技どころじゃないですよ。

 

もっと言うと、(あくまで私見ですが)やたらと「金メダルが〇個!銀メダルが〇個!」と、メダルの数でオリンピックの成功を測ろうとするメディアにも違和感を覚えています。

厳しい予選を勝ち抜き、日本の代表として送り出したのですから、結果がどうであれ「よく頑張ってくれた!ありがとう!」と、素直に伝えられないものですかね (。-`ω-)

 

まぁIT発展の影響については、このブログでも書いてきましたが、何にしても、どんな商品にしても、必ず始まりは「誰かのために」という想いからです。

結局は使う側の問題なんですよね。

SNSにしても、元は人と人を繋げる有意義なサービスであったはずです。

「自分に共感してくれる人なんていない」

「自分と居て楽しい人なんていない」

そんな思いを秘めて誰にも相談できず、1人で苦しんできた人達にとって、それがどれだけ救いになったことか。

リアルでなく、たとえ文字だけの繋がりであっても、それでどれだけの人が救われたことか。

 

 

いつしか「SNS」と聞くと、「スマホ依存」や「ネット被害」のように悪いイメージを持つようになってきましたが、そういった人を勇気付ける使い方が、製作者、本来の願いではないでしょうか。

 

これからパラリンピックも始まり、利用する頻度も増えることと思います。

TVの前で応援している私達でも、ちゃんと見てくれている人がいて、必ず誰かの支えになっています。

「被害者にならないと加害者になっていたことに気が付かない人間」にならないよう、上手く技術の波に乗って誰かの役に立っていきたいな。と、思う今日この頃でした ( ̄人 ̄)